NASAのスポークスマンによると、理論上では可能ということが証明されている、ワープによる瞬間移動の実現へ向けて実験を進めているという。

＜解説＞
『スター・トレック』などSF作品でお馴染みのワープによる瞬間移動は、オーバーテクノロジーの一つとして多くの人々が夢に描いてきた。

この大願を担い、NASAが本気で取り組んでいるというのが、時空の歪みをつくり出して瞬間移動を可能にする「ワープ・ドライブ」という手法。
物理学者ミゲル・アルクビエレのアイディアを採用したもので、ビッグバン理論を応用し、船の前後の空間を歪めることで移動が可能になるという。

念力などによるテレポーテーションとは一線を画し、方程式では実現が可能という結果が導き出されている理論のため、信ぴょう性が高く、実現は遠すぎる未来の話ではないと期待が高まっている。

箱の中で人が動いたり（テレビ）、どこにでも持ち運べる電話が登場したり（携帯電話）といったアイディアも、一時代前の人々には想像もできなかった未来の技術だったはず。
一般市民も宇宙旅行に手が届く時代になったこと考えれば、空飛ぶスーパーカーやタイムトラベルだって、生きているうちに体験できるかもしれない。