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Vol.18英語で都市伝説
「13日の金曜日」本当に不吉だった

The fear of Friday the 13th is called "paraskevidekatriaphobia", but a research on the superstition has proven that something misfortune actually happens on this day.


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13日の金曜日を恐れることを「13日の金曜日恐怖症」と呼ぶが、実際にこの日に災いが起きる確率が高いということが、ある調査で証明された。

<解説>
「paraskevidekatriaphobia」という舌をかみそうなこの言葉は、13日の金曜日が近づくと、憂鬱になったり、不安や緊張が増して普段どおりの生活を送ることができない人々のことを意味するという。

13日の金曜日が不吉とされる所以は諸説あるが、キリストがはりつけの刑に処された日というのが最も有名な説で、信仰心の強い人がこのような症状に陥る傾向が強いのかもしれない。

通常、13日の金曜日は1年に1度~2度だが、2012年は3度あり、それぞれ13週周期で訪れたことから怯えた人は少なくなかったようだ(1月13日、4月13日、7月13日)。

仕事を休み、外出や旅行を避ける人々の行動は消費の落ち込みにつながり、13日の金曜日は最高800万ドルの消費減になるとも推測されている。
英国の医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルでは、この日に事故で病院に搬送された患者の数が、他の金曜日と比べて高かったことを示す調査を取り上げ、「不安なら家から出ないのが得策」とまとめた。

もちろん、これだけではすべての13日の金曜日がアンラッキーデーという証明にはならない。
だが、病は気からとも言い、気にし過ぎることがかえって不幸を招くということもある。
イタリアの作曲家ロッシーニは、日頃から13日も金曜日も不吉としていたと言われているが、奇しくも彼は13日の金曜日に亡くなった。
偶然か否かは分からないが、過剰に案じ過ぎて心身を害するよりも、穏やかに生活する方が健康に良さそうとだけは言えるだろう。



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