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Vol.14 英語でトリビア
実は小さい?シンデレラ城

Cinderella Castle, the signature icon of Disneyland Park appears to be taller than its actual size by the method of forced perspective.


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ディズニーランドの象徴的スポット、シンデレラ城には、実際のサイズより大きく見えるように遠近法が施されている。

<解説>
シンデレラ城は、世界に5つあるディズニーランドパークのうち、フロリダと東京のみにあるアトラクション。
各場所でランドマークとして不動の人気を集め、大きな存在感を放っているが、東京ディズニーランドにある城のサイズは高さ51メートル。
マンションでいうと17階ほどの高さになり、天空にそびえ立つイメージとは裏腹にコンパクトな印象だ。

実は、シンデレラ城は、実際のサイズよりも高く見えるように遠近法が施されており、上部にいくほどパーツを小さくすることで、下から見上げると大きく見えるようになっている。
最上部の尖塔は最も小さくつくられており、見た目の半分程度の大きさしかないという。この遠近法は、シンデレラ城以外にもパーク内の数々のアトラクションに採用されている。

東京ディズニーリゾートで最も高さのあるアトラクションは、東京ディズニーシー内にあるタワー・オブ・テラーで、59メートル。
シンデレラ城は続く2位の高さだが、日本の航空法では60メートル以上の建物は航空障害灯の設置が義務付けられているため、景観を損なうよりも制限内でいかに大きく見せるか工夫することで、幻想的な世界観を保っているのだという。

今年で30周年を迎えた東京ディズニーランド。
日本独自のサービスが本家のディズニーランドへ逆輸入されるなど、人々を惹きつけてやまない魅力は、醒めない夢の国を維持するための努力一つひとつが実を結んでいるからなのだろう。



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