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Vol.15 英語でトリビア
実在するスーパーヒーローたち

"What do you want to be when you grow up?"
"A superhero!"

It might sound like children's wish, though there actually are some people who act like superheroes, for making their lifelong dreams come true.


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「大きくなったら何になる?」
「スーパーヒーロー!」

というのは子どもが語る夢の話だが、実際にその夢を実現すべく「スーパーヒーロー」として活動する人々がいるという。

<解説>
「リアル・ライフ・スーパーヒーロー(real-life superheroes)」と呼ばれる彼らは、自らがなりたいスーパーヒーローに扮したコスチュームを身にまとい、街やイベントに出かけて正義の活動をしている。

アメコミの人気ヒーローを真似する人もいれば、キャラクターも衣装もオリジナルというヒーローもいて、正義の表現も人それぞれ。
窃盗犯を追いかけて捕まえるようなタフなヒーローや、街をパトロールして喧嘩の仲裁をするヒーロー、ホームレスに食べ物を分け与えるヒーローも。
防弾ベストや装甲板で武装する完成度の高いヒーローもいれば、園芸用手袋や量産スーツで満足しているヒーローもいて、個性が際立つ。

不思議なパワーは持ち合わせず、これといった必殺技もない。
正義感だけを武器とし、“最強”“無敵”からは程遠い彼らだが、かえってその方がヒーローらしいと言えなくもない。
なぜならヒーローとは、人々が困っている時に絶妙なタイミングで現れ、脅威の超能力で必ず窮地から助け出してくれる『スーパーマン』ばかりではない。

むしろ、超能力を持たず、コスチュームや武器を工夫して戦う『バットマン』や、新米ヒーロー時代は自作の衣装がパジャマのようだった『スパイダーマン』、昼は実業家の主人公がヒーロー時の自分を自社のボディーガードとして雇う『アイアンマン』など、人間味溢れるキャラクターが多く、どこかに実在すると信じさせるようなリアリティーがある。

リアル・ライフのヒーローたちも、日常は別の顔で過ごし、強すぎる敵には立ち向かえない市民ではあるが、もしかするとそれこそが世を忍ぶ仮の姿、本当は強靭な力を隠し持つ真のスーパーヒーローかもしれない…?



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