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Vol.27 英語でトリビア
羊を数えても眠れない理由

If you want to fall asleep, count sheeps in English.
Counting sheeps in Japanese doesn't help you a bit.


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眠りたい時に数える羊は、英語で数えること。
日本語で数えても、まったく意味がない。

<解説>
眠れない時のまじないで羊を数えたことのある人は多いだろう。
でももし「羊が一匹、羊が二匹…」と唱えて眠りにつくことができたなら、あなたはただ幸運だっただけに過ぎない。

なぜなら、眠りたい時に羊を数えるのは、羊の英単語「sheep(シープ)」が、睡眠を意味する「sleep(スリープ)」に発音が似ているから。
眠りを連想する言葉を唱えているうちに実際に眠たくなってくる、というある種の自己催眠作用を期待するまじないのようだ。

他にも、「シープ」が寝息の音に似ているから眠くなるという説もあるが、やはり英語で「シープ」と言うから眠くなるのであり、日本語で「ひつじ」と唱えても、「眠り」とはかけ離れた発音のため、眠くなるはずがない。
もし眠くなったとしたら、「羊=眠れる」というプラシーボ効果によるものかもしれない。

また、マイクテストの際につぶやく「本日は晴天なり」というフレーズも、日本語では意味を成さない。
こちらは本来、英語で「It is fine today」と言う際、「F」を発音する際の風量でマイクの音量を調節することが目的だからだ。

どうしても眠れない夜は、日本語で羊を数えるのではなく、英語で羊を数えてみてはいかがだろうか。
英語だとどうしても馴染めないというなら、「ネムノキが1本、ネムノキが2本...」とアレンジしてみると効果があるかも?



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