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英検の出題形式が変わる英検の出題形式が変わる
>>特集1へ
 前回に引き続き、「英検の出題形式改定」を特集する。国際化時代を迎え、日本人に求められる英語力がよりコミュニカティブなものに移行しているのに伴い、2004年度から英検の出題形式もコミュニケーション能力をより重視した試験に変わる。準1級では時事的な事柄について、2級以下の級でも日常的な事柄に対して受験者自身の意見が求められるようになるという。二次試験改定のポイントと攻略のコツを特集する。
自分の意見・意思を主張する機会が与えられる
 英検の二次試験は個人面接形式によるスピーキングテストで、3級以上の各級で実施している。試験はすべて英語。1級は日本人と外国人各1人が、準1級〜3級は1人が面接委員を務める。合否は音声や応答などを総合して判定される。今回の改定のポイントを日本英語検定協会の古畑儀行さん(経営企画部広報課課長)は「それぞれの級で『評価分野』『形式』『内容』といった点が見直されました。どの級でもこれまで以上に面接カードの内容理解だけに限らず、『自分の意見・意思』を表すことが求められるようになります」と述べた。
評価分野がより明確になった1級
 1級の試験内容や形式に変更はない。スピーチのトピックは5種類の中から1種類を選ぶことになる。合格の決め手は、自分のスピーチしやすいトピックを選び、自分の主張とその根拠を一貫した内容で面接委員に伝えられるかどうかだろう。
採点の評価分野は次のように定められた。
Section 1
(SHORT SPEECH)
与えられたトピックについて主要な点とその根拠をまとめ、首尾一貫したメッセージを組み立てる能力を評価
Section 2
(INTERACTION)
質問に対する応答と会話を継続する能力を評価
Section 3
(GRAMMAR AND VOCABULARY)
幅広い範囲の語彙(ごい)・文法を正確かつ適切に運用する能力を評価
Section 4
(PRONUNCIATION)
正確な子母音の発音・音変化、適切なアクセント・イントネーションを運用する能力を評価

時事的な話題を求められる準1級
 準1級も試験形式に大幅な変更はない(→表1参照)。質問No.1〜3は「問題カードのイラストやトピックに関する質問」でこれまで通り。改定されたのは、質問No.4。「トピックに関連した内容についての質問」ではなく、「トピックにやや関連した社会性のある個人の意見を求める質問」となった(→サンプル問題)。そこで、どんな質問をされてもいいように、社会的な時事問題について自分の意見を言えるように準備しておくことが必要。そのためには日ごろから新聞の社会面やテレビのニュースを活用して、さまざまな事柄に関して意識的に意見を持つようにする必要があるだろう。
個人の意見を問われるようになった2級
 2級では入室直後の「自由会話」がなくなり、「名前と受験級の確認」「"How are you? "などの簡単な挨拶」から面接が始まる(→表2参照)。問題カードの音読後の質問数は5問から4問に減る(パッセージに関する質問が1問減る)。問題カードのイラストは3コマに増え、「イラストの展開説明」の際に、出だしの1文が指定される。この問題は「内容」「使用語彙、文法・語法」の2項目から評価される。さらに、No.2の質問後には問題カードを伏せるよう指示され、受験者の意見を述べる質問が投げかけられる。カードのテーマに関連する質問が1問、テーマにしばられず一般的な受験者の意見を問われる質問が1問となる(→サンプル問題)。アティテュードの採点にも関係するので、面接委員の目を見てはっきりと質問に答えることに注意しておくことが重要だ。
カードの内容に関連しない質問も投げかけられる準2級
 2級同様に「自由会話」が「名前と受験級の確認」「簡単な挨拶」に変わる(→表3参照)。「パッセージの内容についての質問」が1問減り、質問に対応した2枚のイラストについて、それぞれ状況説明を求める質問がされる(→サンプル問題)。「登場人物がなぜ、そのような行動をしているのか」など、2文程度で答えられるようにしたい。また、「一般的な事柄に関する意見(カード内容に関連)」「日常生活の身近な事柄に関する意見(カード内容には関連しない)」が問われるようになり、意見を述べる段階ではカードは伏せるよう指示される。
未来の行動や受験者自身の意見が問われる3級
 3級の大きな変更点は、まず「イラストの人物についての未来の行動」などが問われるようになったことだ(→サンプル問題)。面接委員の質問が現在形なのか未来形なのかを聞き取り、それに合わせて答える注意力が求められる。問題カードのパッセージに関する質問は2問から1問に減った。受験者自身についての質問が1問から2問に増え、意見を述べる際には、2級や準2級同様にカードは伏せるよう指示される。入室時の「自由会話」は「名前と受験級の確認」「簡単な挨拶」に変わった(→表4参照)。
英語で発話することに慣れたら、ネーティブに確認を
 二次試験で大切なことは「積極的に自分の意見を発言しようとしたか、その姿勢も大切」だと古畑さんは言う。問題カードに答えは書いていない。面接委員と向き合い、対話する姿勢が見られる。それを二次試験では「アティテュード」という評価の項目に定めている。まず質問に対して賛成か反対かを表明し、その理由を答える「ペアクエスチョン」では、面接委員の「Why?」を待たずに、自ら理由を続けるぐらいの積極性があってもいい。古畑さんは「うまく答えられないと思っても、口を閉ざしてしまわずに、何とかしてコミュニケーションを続ける努力をしてほしいものです」と話す。
 そのためには、日常生活で気づいたことや感じたことを英語で表現することが言い練習になるだろう。間違うことを恐れずに、積極的に話してほしい。ただしそれは、発音や文法をおろそかにしていいということではない。
最後に古畑さんは「通じさえすれば、文法などは違っていてもいいと言う人もいますが、相手が理解できないような間違った英語では、会話も成り立ちません。英検の二次試験では、そうした点も評価しています」としめくくった。
改定についての詳細は日本英語検定協会公式HP内「出題形式改定のお知らせ」 をご参照ください。
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